アメリカのトランプ大統領は3日午前5時過ぎ、貿易相手国と同じ水準の関税を課す相互関税を発表しました。トランプ大統領は日本へ24%の追加関税を課すと発表しました。演説の中で日本のコメを批判し、貿易赤字解消への意気込みを語りました。
3日午前5時過ぎに会見に臨んだトランプ大統領は、日本への相互関税を24%とすることを明らかにしました。相互関税では全ての国に一律10%の関税をかけた上で、貿易赤字国を中心にさらに国ごとに異なる関税が上乗せされます。
アメリカ・トランプ大統領:
日本はタフな相手で素晴らしい人たちだ。私は彼らを責めるつもりはない。
トランプ政権は、相互関税を導入することでアメリカに投資を呼び込み、雇用の確保や巨額の貿易赤字の解消を図りたい考えです。
また、相手国の関税だけではなく、各国独自の規制や税制といった非関税障壁も対象となり、トランプ政権が再三、問題視してきた日本のコメなども対象となる見通しです。
3日からは日本を含む全ての国から輸入される自動車に、25%の追加関税が課され、相互関税の発動と合わせあらゆる関連産業への影響はもちろん、日本の国民生活にも影響が及ぶ可能性は避けられそうにありません。