男に誘拐された女子高校生が、市販薬の過剰摂取で死亡した事件で、女子高校生の友人が関西テレビの取材に応じた。

住宅街に停まった1台の消防車。防犯カメラの映像には、運ばれる女子高校生の様子や、少女たちと家から出てくる男の姿が映っている。

未成年者誘拐の疑いで逮捕された、東大阪市の無職・小坂光容疑者(26)は、9月2日、女子高校生2人と女子中学生1人を、親の承認を得ずに自宅に誘拐した疑いが持たれている。

事件が発覚したのは9月3日。小坂容疑者と交際関係にある女子高校生が、心肺停止状態となったため、一緒にいた女子中学生が消防に通報した。
女子高校生は病院に運ばれましたが死亡。市販薬の過剰摂取による急性薬物中毒、いわゆる”オーバードーズ”とみられている。

女子高校生が薬を飲んだ、その前日に会っていた友人が、関西テレビの取材に応じた。
女子高校生の友人:一緒にカラオケ行って。ほんまに元気で、次の日死ぬとは思ってなかったくらいのテンション。
女子高校生は、友人に対し、「あす3人で小坂容疑者の自宅に行く」という趣旨の話をしていたという。
女子高校生の友人:(オーバードーズは)結構長いことやってたと思います。根はほんまに真面目な子で。周りの影響もあって薬を始めちゃって、やめられなくなっちゃった。私が(やめるように)説得してたらいけてたんかな。

調べに対して、小坂容疑者は「親に承諾をもらっていると思っていた」などと容疑を一部否認しています。
(関西テレビ「newsランナー」2024年9月6日放送)