海で漂流すること36時間。
カメラは奇跡の救助の瞬間を捉えていた。

漂流から36時間…海保のヘリが貨物船発見

(110番通報)「一緒に来ていた友人が海から戻ってこない」

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8日午後7時半頃、静岡・下田市の海岸。
友人と泳いでいた20代の中国籍の女性が沖合に流され、行方が分からなくなった。

女性は黒い水着を着ていて、警察や海上保安部などが捜索したが見つからず。
一旦、捜索は打ち切られ、今朝から再開されていた。

そして漂流から36時間。
海上保安部のヘリが貨物船を発見。

貨物船には、毛布に包まった女性の姿…体がずぶ濡れの状態。

隊員:大丈夫?日本人ですか?

10日8時前、貨物船が浮き輪で浮いている女性を発見。
場所は、行方が分からなくなった静岡・下田から80キロほど離れた千葉県の沖合だった。

救助された中国籍の女性:お別れの挨拶いいですか? お別れの挨拶!

近くの航行中のタンカーに救助の協力を要請。無事助けられた。
女性は脱水症状がみられるものの意識ははっきりしていて、命に別状はなく入院の必要もないという。

行方不明になった現場(海水浴場)は、海開きの前だった。
(「イット!」7月10日放送より)