11月のアメリカ大統領選で返り咲きを狙うトランプ前大統領は、25日、首都ワシントンで、個人の自由と自由経済を重視する少数政党のリバタリアン党の党大会に出席し、自身への投票を呼びかけたが、盛大なブーイングに見舞われた。

トランプ前大統領「リバタリアンの票を私たちが求めるのは、立場が同じだからだ。票を無駄にしないでほしい」

トランプ氏は大統領経験者として初めてリバタリアン党大会に出席したと強調し、「リバタリアン党は、トランプをアメリカ大統領に推薦すべきだ」と支持を訴えた。

また、大統領に就任すればリバタリアン党から閣僚を起用し、上級ポストにも付けると明言した。
しかし、演説中には何度も批判の声が上がった。

トランプ前大統領「バイデンは民主主義の脅威だ」
観客「お前もだ!」

何度も繰り返されるブーイングにトランプ氏は、リバタリアン党の大統領選挙での低い得票率を指摘して反論。

トランプ前大統領「負けたいなら私に投票するな。(リバタリアン党は)4年に1度、3%の得票率を取っていろ」

また会場では、トランプ氏に抗議していた観客が警備員に強制的に排除されそうになり、もみ合うなど混乱も起きた。

全米に一定数の支持者がいるリバタリアン党の票を取り込み、選挙戦を優位に進めたい狙いがあったトランプ氏だが、思い通り聴衆を演説で引き込むことは難しかったようだ。

フジテレビ
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国際取材部
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