河川敷に作られた、まるで「ナスカの地上絵」のような無許可のオフロードバイクコースで「イット!」取材班が追跡取材。今回、実際にバイクが走行している現場をカメラがとらえた。
さらに、バイクの運転手にも直撃取材したが…。
まるでナスカの地上絵のようなバイクコース
この記事の画像(31枚)今回、取材班が向かったのは、群馬・伊勢崎(いせさき)市内を流れる利根川の河川敷。
河川敷の草むらの中に、コースのような道があるのが分かる。
特別に許可を得て、ドローンを飛ばしてみると、見えてきたのは、全長3km以上、まるで“ナスカの地上絵”のようなクネクネと曲がりくねったバイクコースだ。
無許可でのコース作成は河川法に抵触する可能性があり、付近には、バイクの暴走行為を禁止する看板も立てられていた。
すると…。
ディレクターリポート:
なんかエンジンのような音が聞こえてきますね(エンジン音)。砂煙でしょうか。河川敷の方で砂煙が立っています。
…そして、ついに姿をとらえた。
ディレクターリポート:
バイクがいました!河川敷をバイクが走っています。2台います。2台バイクが走っています。河川敷には、けたたましいエンジン音が鳴り響いています。砂ぼこりを上げながら、ジャンプをしていますね。でこぼこ道をジャンプしています。
「無許可バイクコース」を走っていたのは、オフロード仕様のバイク、2台。
バイクを運転していたとみられる男性に直撃すると…。
ーー危ないバイクが走ったりとか?
そういう情報が周りから上がっていて、迷惑してるってことなんですか?
ーーそれについてどう思う?
いや、別に。
ーー全部無許可で作られたコースだが?
ツーリング途中なんで、よくわかんないですね。
ーーさっきバイクで走ってる方がいたが、それは別の人?
さあ?見たことない。見たこともない人のこと言われても知らないな。
河川敷を管理する利根川上流河川事務所は、走行だけでは違法行為にならないとする一方で、騒音やホコリが近隣住民や河川の利用者に迷惑になるとして、バイクの暴走行為を禁止している。
(「イット!」6月17日放送より)