ヘリコプターが墜落し亡くなった、イランのライシ大統領。

その葬儀では、大勢の参加者がリズムに合わせ何度も手で体をたたいていた。
中には頭をたたく人々も。

イランに住んでいた人によると、これは「パッション行為」と呼ばれ、ライシ大統領の痛みや苦悩を分かち合うために行っている習わしだという。

そしてひつぎは埋葬のため、イラン第2の都市である故郷・マシャドに運ばれた。

ライシ大統領のひつぎを乗せた車の周りには、数千人の市民が駆けつけた。

駆けつけた市民「国に尽くした大統領に感謝するため、葬儀に参加したんだ」

ひつぎを載せた車がゆっくりと進んでいくと、そこに何かが投げ込まれた。
しかも、一度ならず何度も。

実はこれは、ライシ大統領のひつぎからパワーをもらうため、投げ込んだ服などをひつぎに触れさせてもらっているのだという。
このあと、ライシ大統領の遺体は埋葬された。

後任を決める大統領選は、6月28日に行われるという。

フジテレビ
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国際取材部
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