風疹の影響で聴覚障害児として生まれた子どもたちの教育に尽力した仲本とみさんが老衰のため亡くなりました。97歳でした。

仲本とみさんは、964年から65年にかけて、県内で流行した風疹の影響で聴覚障害児として生まれた子どもたち、風疹児の教育に教師として尽力してきました。

1984年取材 仲本とみさん:
「普通の言葉のある賑やかな環境で育ち、障害を健常者にも認めていただく。健常者の前でも障害を恥ずかしく思わないという普通の社会の中で自然に育つのがいいという、風疹児教育に課せられた大きな課題」

本土のろう学校で指導法を学び、伝えたいことと言語を連動させることなど発声や発音、言葉を教え、風疹児とその親たちと一緒に困難を乗り越えて来ました。

関係者によりますと仲本さんは9日午前、老衰のため亡くなりました。97歳でした。告別式は今月13日の午後3時から沖縄市にあるサンレー中部紫雲閣で執り行われます。

沖縄テレビ
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