大麻リキッドを売り渡したなどとして大麻取締法違反の罪に問われている福山大学サッカー部、元部員の裁判で、広島地裁福山支部は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決などによりますと福山大学サッカー部の元部員・濱 祐輔 被告(21)は、今年1月、濱被告が当時住んでいた福山市の自宅で既に逮捕・起訴されている前山 竜飛被告に対し、大麻リキッドおよそ0.628グラムを7000円で売り渡した罪などに問われています。

26日の判決公判で広島地裁福山支部の松本 英男 裁判官は「興味本位で大麻を使用し始め求められるまま、友人に大麻を譲り渡しており、規範意識に問題がある」と指摘。

一方で「今後は大麻を使用しない旨を述べ、反省の態度を示している」として濱 被告に懲役1年執行猶予3年の判決を言い渡しました。

また、濱 被告から大麻リキッドを購入し、去年9月に、福山市内で乾燥大麻およそ1グラムを所持していた罪に問われている前山 竜飛 被告の論告求刑公判も、26日、開かれました。

検察は「大学1年の頃から大麻の入手・吸引を繰り返し依存性が認められ、犯行に至った意思決定は非難に値する」として懲役1年を求刑。

これに対し、弁護側は「被告人は十分反省し後悔もしている」として執行猶予付きの判決を求めました。

判決は来月8日に言い渡される予定です。

テレビ新広島
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