開校記念日に毎年行われていた学校の伝統行事が5年ぶりの復活です。玉野市立玉野商工高校で4月19日、全校生徒が参加するすき焼きパーティーが行われました。

(三竿雅義記者)
「校舎には甘辛い醤油の香りが充満しています。盛り上がっていますか?
(生徒)
「いぇーい!」

玉野商工の前身、玉野商業高校が開校したのは1957年4月20日。その4年後から、生徒同士、親睦を深めてもらおうと毎年、開校記念日にすき焼きパーティーが行われていましたが、新型コロナの影響で2020年以降中止となっていました。

すき焼きの調理はほとんどの生徒が初めて。鍋を見ると調理手順も様々です。

Q:大丈夫?
(生徒)「大丈夫!何とかなる」

Q:確信はどこから?
(生徒)「肉さえ焼ければ支障はない。野菜は生でも食べられる」

肉は市内で精肉店を営む卒業生が、県産和牛のモモ肉を約3割引きで提供しています。

(生徒は…)
「すき焼き、めちゃくちゃおいしい!玉野商工も最高」
「うま!うま!」
「他校と違って、こういうイベントがあると友達関係が築けて良い」

学校の卒業生でもある先生は…。

(玉野商工高校 大林莉佳教諭)
「開校記念日といえば、すき焼きパーティーがセットなので、(2023年までは)感染症のことを考え、できないもどかしさがあったが、子供たちが笑顔で楽しそうにしているのを見ると良かったと本当に思う」

夏を思わせる日差しの中、すき焼きをほおばる生徒280人の顔は汗と笑顔で溢れていました。

岡山放送
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