2023年度、過去最悪の人への被害をもたらしたクマについて、環境省は、国が捕獲の費用を一部支援する「指定管理鳥獣」に追加した。
クマを「指定管理鳥獣」に追加することで、都道府県などは国の交付金を活用して捕獲できるようになる。
生態調査などによる個体数の管理や、出没対応の訓練などの費用も交付金の支給対象とする方針。
伊藤環境相「クマ類の地域個体群の維持と、クマ類による被害の防止を図り、国民の安全・安心を確保していく」
2023年度、クマに襲われるなどした人は219人にのぼり、統計のある2006年度以降で最多となっている。