日本維新の会の馬場代表は11日、吉村共同代表（大阪府知事）が大阪・関西万博をめぐる、いわゆる「出禁発言」を謝罪・撤回したことについて、「今もってTPOから考えると、大阪流のジョークだと思う」と、あらためて擁護した。
吉村氏は3月23日、大阪・茨木市で行われた党の集会で、万博を批判した番組と出演者を名指しして、「入れさせんとこか」などと発言。馬場氏は、SNSに「イッツ・ア・大阪ジョーク。わからんかな？」と投稿し、吉村氏を擁護していた。
しかし、吉村氏は4月10日、「僕が間違っていた」と発言を謝罪・撤回した。
撤回の受け止めを問われた馬場氏は、「発言した本人が謝罪して撤回するなら、今回はそれでいいんじゃないか」と語った。そのうえで、「吉村知事も万博協会の役員として日々努力をしているから、少し神経的にイラッとしたのではないか」と吉村氏を気遣った。
メディアの万博批判については、「問題点の指摘はありがたい」とした。
馬場氏はさらに、選挙応援の際の発言だったことから、「場の雰囲気を盛り上げようとサービス精神が出てしまって、『つかみ』的なことを言うのが大阪人の悪いところだ。数多くの失言がそういう場で、政治家からなされているのは事実だ」と述べた。
