大分県内の最新の感染症の動向が10日、発表されました。

インフルエンザは1医療機関あたりの感染者数が基準値の10人を下回り、約4か月にわたって出されていた警報は解除されました。

県によりますと、4月1日から7日までの1週間にインフルエンザについては、県内58の医療機関から307人の感染が報告されました。

1医療機関あたりでは5.29人となり、3週連続で前の週から減少しています。


今回基準値の10人を下回ったことから、去年11月末からおよそ4か月にわたって出されていた警報は解除されています。

一方、新型コロナの感染者数は1医療機関あたり3.66人でした。こちらは9週連続で減少しています。


今シーズンのインフルエンザは例年にない異例の流行となりました。


こちらはコロナ禍前の2018年夏から2019年春にかけての感染者数の推移です。

ピークを迎えているのは1月末です。警報は年始から3月初めまでの約2か月間出されていました。

一方、赤い線が2023年夏からの今シーズンの推移です。8月の終わりごろから増え始めています。警報が出されたのは11月末で解除は解除は4月上旬と約4か月にわたって警報が出されていました。コロナ禍前と比べると、警報の期間は2倍となりました。

こうした理由について、県は「コロナ禍にインフルエンザが流行せず、免疫が形成されなかったことが要因ではないか」と話しています。

テレビ大分
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