自民党の逢沢一郎党紀委員長は、3日午後、茂木幹事長らとの会談後に記者団の取材に応じ、4日の党紀委員会で派閥の政治資金問題の関係議員への処分を審査するにあたり「いろいろな議論や意見が出ることも予想されるが、委員長としての職責をしっかりと踏まえて、責任を果たしていきたい」と語った。
逢沢氏はさらに「国民の信頼あっての政治なので、いま国民の皆さんが自民党に対してどういう目を向けておられるか、そのことをしっかり受け止め、党員が今、全国のいろんなところで苦しい立場の中で歯をくいしばって頑張っていただいてること、同僚の国会議員の皆さんのいろんな意見、そういう全てを冷静に受け止め、党紀委員会として、最善の結論が出せるように委員長として努力したい」と語った。
また、茂木氏ら執行部からは「過去に先例のないほどの深刻さ、大きな広がりにどう向き合うか。身内のことでとてもつらいが、党再生のために避けて通れない道だから、こういう基本的な考え方で臨んでほしい。冷静に適切に判断してほしい」という話があったと明らかにした。