2023年1月、石垣島沖で貨物船が座礁した事故について、国の運輸安全委員会は悪天候に対し十分な推進力で航行せず流された事が原因とする調査報告書を公表しました。

この事故は2023年1月、石垣港に向かっていたパナマ船籍の貨物船が国内最大のサンゴ礁が広がる石西礁湖で座礁し、その後、台風の影響で積み荷のヤシガラ9240トン全てが流出したものです。

国の運輸安全委員会は28日、事故調査報告書を公表し当時、海上強風警報などが発表される悪天候の状況で船長は船の推進力を最大出力とせず船体の制御ができない状態で流され続けたことが事故原因としています。

また、適切な気象情報を入手せず天候の支障が無いと判断していた事が指摘されています。

再発防止策として気象・海象の悪化が予測される場合には、早期の入港や安全な海域へ避難するなど考慮する事がまとめられました。

沖縄テレビ
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