経済産業省は官民連携による次世代の国産旅客機開発の戦略案をとりまとめ、2035年以降の開発を目指す方針を示した。

27日、経済産業省の有識者会議で示された航空機産業戦略の案では、新たな国産旅客機を2035年以降に開発することを目指すとしていて、脱炭素社会の実現に向けて、水素エンジンなどを活用した旅客機を想定しているという。
今後10年で官民合わせて5兆円を投資する方針で、国際連携しつつも主導的な立場で開発を進める重要性や、官民でリスクを分散させながら開発力を高める必要性などが盛り込まれている。

国産初の小型ジェット旅客機スペースジェットをめぐっては、三菱重工業が2008年に事業化を決定し、経産省はあわせて約500億円を支援したが、去年撤退している。

フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

経済部
経済部

「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
生産・販売・消費の現場で、タイムリーな話題を掘り下げて取材し、映像化に知恵を絞り、わかりやすく伝えていくのが経済部の目標。

財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。