小林製薬の「紅麹」を使った商品で健康被害が出ている問題で、県内でも影響が広がっています。新たに2社が対象商品の自主回収を公表しました。

小林製薬の紅麹原料が入ったサプリメントを摂取した人から腎疾患などの症状が確認された問題。入院者数は26人に拡大しています。

県内でも新たに2社が対象商品の販売中止と自主回収を公表し、影響が広がっています。

伊那市の酒造会社「仙醸」の「黒松仙醸どぶろくロゼ」は、2018年から小林製薬の紅麹を着色のために使用し、県内外の小売店などに出荷していました。

「仙醸」黒河内貴社長:
「(小林製薬から)直接連絡はないが、予防的に自主回収した。わからないことが多い、急に問題が出てきた」

また、茅野市の山高味噌の「信州甘口紅麹みそ」も自主回収を進めています。

いずれもこれまでに健康被害などの報告はないということです。

諏訪市のみそメーカー「竹屋」も含め、県内で自主回収を進める企業は少なくとも3社となっています。

長野放送
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