神戸大学のバドミントンサークルが宿泊先の旅館の天井や障子を破壊する動画がSNSで拡散された問題で、25日大学が会見し、謝罪した。
「宿泊施設に直接伺い学生の行為を謝罪」
拡散された動画では、学生が笑い声を上げながら、旅館の障子に穴をあけている。
この記事の画像(33枚)穴の開いた障子から顔を出し、笑顔で記念撮影する場面もあった。
さらに別の映像では、胴上げした学生の頭が天井を突き破り、大きな穴が開いてしまっている。
国立の超名門校・神戸大学の非公認バドミントンサークル「BADBOYS」が、富山県内の宿泊先の旅館でくり広げた迷惑行為をめぐり、25日午後4時、大学側が謝罪会見を行った。
教育担当理事の大村直人副学長は会見の冒頭で、「この度は本学学生の不適切行為により、皆さまには大変ご迷惑おかけしておりますこと、深くおわび申し上げます」と謝罪した。
大学側は、これまでにサークルの幹部学生4人から聞き取りを行ったという。
大村副学長は、「バドミントン同好会『BADBOYS』の学生らが、3月10日から16日までの春合宿中に、宿泊先の旅館で障子を破る、胴上げして天井を破る、灰皿を倒して破損する行為を行いました。宿泊施設の方々には、直接私どもがお伺いし、学生の行為について謝罪を致しました。施設の修復費用につきましては、現在も相談中でございます」と説明した。
「BADBOYS」については、最終的な処分が決定するまで、無期限の活動停止にしているという。
5年前にも旅館でどんちゃん騒ぎ
「BADBOYS」は5年前にも、5泊6日で宿泊した旅館で、どんちゃん騒ぎに及んでいたことが明らかになっている。
サークルが5年前に宿泊した旅館のスタッフは当時の状況について、「毎日飲み会をして、無理やりお酒を飲ませて吐く。部屋に備え付けのシャンプーを廊下にまき散らす。クローゼットの中に落書きをする。ここまでひどいサークルはなかったですね」と振り返った。
大学側は5年前に行われた迷惑行為など、過去の迷惑行為についても、現在調査中と説明した。
神戸大学の学生からは、「飲みサー(クル)ってイメージ。バドミントンしてるイメージはあんまりない感じです」といった声が聞かれた。
大学側は、春合宿に参加した学生など、58人への聞き取りを早急に進め、調査結果をまとめたうえで、厳重に対処するとしている。
(「イット!」 3月25日放送より)