自民党の茂木幹事長は20日、国民に政治不信が広がっている状況を受け、「地方の声を改革に反映する」と述べ、党の執行部が有権者との対話を通じて信頼回復に努めていく考えを示した。
茂木氏は、来月28日投開票の衆院島根1区補欠選挙候補者の事務所開きでの挨拶で、派閥の政治資金問題を受けた今後の党改革について、「国民目線、現場の声を大切にしたい」と述べた上で「現場や地方の声を改革に反映する。まったく新しい自民党を必ずつくっていく」と述べた。
岸田首相が党大会で表明した「政治刷新車座対話(仮称)」は、今後、岸田首相はじめ党幹部が全国47都道府県を訪れ、有権者の声を改革に反映させることで、信頼回復に努める狙いがある。
関係者によると初回は、茂木幹事長が今週末、石川・金沢市内で「車座対話」を行い、能登半島地震の被災地を訪問する予定だ。