岩手県が行ったアンケートの結果、新型コロナウイルスに感染し、後遺症があったと答えた人が56%に達したことがわかりました。
症状で最も多かったのは倦怠感で、せきなどがそれに続いています。
県は2023年12月、無料通信アプリLINEを利用して県民を対象に新型コロナウイルスについてアンケートを行いました。
それによりますと、新型コロナウイルスに感染したと回答した3284人のうち、少なくとも2カ月以上症状が続いたと答えた人は1844人で、56%に達しました。
その症状を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「倦怠感」の35パーセントで「せき」や「のどの痛み」、「頭痛」がそれに続いています。
また後遺症があった人のうち54%は医療機関を受診しておらず、そのうち18%の人はその理由について「どこに行けばいいか分からない」と回答しました。
県ではホームページに後遺症に対応している医療機関などを掲載していて、今後、より情報提供を強化していきたいとしています。