アメリカ軍がオスプレイの飛行停止措置を解除したことについて、木原防衛大臣は「専門的な見地や運用者としての立場から合理的」との認識を示しました。

2023年、鹿児島県の屋久島沖にオスプレイが墜落した事故を受けて、アメリカ軍は全世界で飛行を停止していましたが、この措置を解除すると8日発表しました。

木原防衛相:
「米側からは事故の状況や原因、安全対策について前例のないレベルで詳細な情報提供を受けており、これらについては防衛省自衛隊の専門的な見地や運用者の立場からも合理的であると評価をしております」

木原防衛大臣はこのように述べ、日本での飛行再開の時期については日米間で調整した上で今後、関係自治体に丁寧に説明すると述べました。

事故の原因について特定の部品の不具合と公表していますが、詳細についてはアメリカの国内法の制限で、報告書が公表されるまでは対外的に明らかできないとしています。

そうした状況で飛行再開を急ぐ理由については次のように述べました。

木原防衛相:
「米側は米側の当然事情もあるし、在日米軍ですから、島しょ防衛あるいは日本の安全保障に資するためにオスプレイという装備を運用していくという必要性があるということに尽きるのではないかなと思います」

木原大臣は、事故の原因については適切な形で説明できるようアメリカ側に働きかけていくとしています。

沖縄テレビ
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