2023年、鹿児島県の屋久島沖で墜落事故を起こし、アメリカ軍が全世界で運用を停止しているオスプレイについて、アメリカ軍は日本政府に対し飛行再開に向けた調整を申し入れたことが分かりました。

2023年、鹿児島の屋久島沖に墜落し乗っていた8人が死亡した事故を受けて、アメリカ軍は全世界でオスプレイの飛行を停止しています。

木原防衛相:
「7日、夕方米側から、日本国内のオスプレイの運用再開のタイムラインについて今後、具体的に調整を行っていきたい旨の連絡がありました」

木原防衛大臣はこのように述べ、「飛行の安全確保については最優先事項として対応する」と答える一方、詳細についての言及は避けました。

オスプレイの事故を巡っては、アメリカ軍がトラブルを起こした機体の部品を特定したとしながらも故障の原因の特定までは至っていません。

普天間基地のある宜野湾市では、市民から不安の声が上がっています。

市民は:
「だめですよね、やっぱり原因究明してからじゃないと」
市民は:
「自分の家に落ちてきたら怖いじゃないですか普通に考えて」「飛ばないでほしいというのはありますね」
市民は:
「飛んでほしくない、今整備しているようだけどこれはもう断固反対」

宜野湾市の松川市長は飛行再開に向けた動きについて、詳しい説明はまだ無いが、政府に対して事故原因なども含めた説明を求めたいと話しました。

松川宜野湾市長:
「これから米国の方から日本政府の方に調整があるということですので、そこは注視して情報はしっかりまた頂けるように、あるいは説明も対応していただけるようにそこはハッキリ申し上げたいなと思います」

玉城知事:
「我々はオスプレイの配備を撤回してほしいということをずっと要望し続けているので、できればこのまま飛ばすことなく撤回にしていただくということが一番だと思います」

飛行再開の動きについて玉城知事は、アメリカ側に丁寧な説明を求めていくことが政府の責任ある対応だと強調し、今後、政府がどのように対応していくのか注視していく考えを示しました。

沖縄テレビ
沖縄テレビ

沖縄の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。