財務省が発表した国際収支統計によると、日本が海外とのモノ、サービスの取引や投資でどれだけ稼いだかを示す1月の経常収支は4382億円の黒字だった。
黒字は12か月連続。
資源高の一服で輸入額が減り、貿易赤字が1兆9638億円と、前の年に比べて赤字幅が1兆7000億円以上縮小したのが要因。
海外での投資の利子や海外子会社から受け取る配当金などの「第1次所得収支」は2兆8516億円の黒字で、1月として比較可能な1985年以降最大の黒字幅となったほか、「サービス収支」のうち「旅行収支」も、訪日外国人の増加に伴い、4159億円の黒字で、最大の黒字幅となった。