「ルフィ」などと名乗る指示役らによる広域強盗事件のうち、東京・足立区の事件で「アポ電」をかけた罪に問われた女に、5日、懲役1年2カ月が言い渡された。
山田李沙被告(27)は2023年1月、今村磨人被告や渡辺優樹被告らと共謀し、足立区の住宅で強盗するため、バールなどの道具を準備した強盗予備などの罪に問われている。
山田被告はフィリピンの収容所から事前に被害者宅に資産状況を尋ねる「アポ電」をかけていた。
東京地裁は判決で、「極めて組織的かつ計画的な犯行」と指摘した上で、「山田被告が果たした役割は今回の事件に欠くことのできない重要なものだった」と述べ、懲役1年2カ月を言い渡した。