アメリカ政府は2日、深刻な食糧不足が続く、パレスチナ自治区ガザに上空からの支援物資の投下を開始したと明らかにした。
政府高官によると、アメリカ空軍のC-130輸送機3機がヨルダン空軍と共同で人道支援物資をガザ上空から投下した。
物資は3万8000食の食料で、政府高官は「民間人が物資に近づき、手に取る様子を確認した」としている。
また、物資の投下は継続して行うとしていて、より多くの物資の搬入に向け「陸路、海路、空路」からの輸送の方法を探っていくとしている。
政府高官はそのうえで「支援物資をガザ全域に届けるには停戦が不可欠だ。ハマスが人質の解放に同意すれば、きょうから6週間、停戦することができる」と強調した。
2023年10月にイスラエルとハマスの戦闘が始まって以降、アメリカが支援物資を投下するのは今回が初めて。