衆議院本会議で1日、小野寺予算委員長に対し、立憲民主党が提出した解任決議案の採決が行われ、自民・公明・日本維新の会の反対で否決された。
解任決議案を提出した立憲民主党の山井和則衆院議委員は、歴代最長の2時間54分に渡る趣旨説明を行った。
途中、額賀衆院議長から、明快な趣旨説明を行うように度々注意が入る中、山井議員は、来年度予算案の審議は通例80時間程度行われてきたが、今回は69時間にとどまり、審議時間が不十分であることや、政治倫理審査会と同時に予算委員会を開催しようとしたことが「派閥の裏金問題隠しだ」と主張し、委員長の解任を求めた。
これに対し、自民党の橋本議員は、能登半島地震の復旧復興に対する財政措置の必要性から「一刻も早い予算の成立が責務だ」として、小野寺委員長への解任決議案に反対答弁を行った。
与野党の採決の後、解任決議案は否決された。