少雨による影響で県内のダムの貯水率は過去10年で最低となり県企業局は28日、比謝川からの取水を再開しました。

県内11のダムの貯水率はきょう午前0時の時点で44%と過去10年で貯水率が最も低かった2018年6月の44.3%を下回りました。

▽山内駿記者:
「嘉手納町の比謝川の取水ポンプ場に来ています先ほどから1年半ぶりに取水が再開されました」

比謝川は有機フッ素化合物PFASが高濃度で検出され県企業局は取水を停止していましたが、梅雨の時期までまとまった雨が見込めないことから28日から取水を再開しました。

県企業局は北谷浄水場に設置している高機能活性炭を使用することでPFASの濃度を国の暫定指針値以下に引き下げると説明しています。

また、今後は浄水後のPFASの検出状況を週ごとに発表する方針です。

貯水率が低下し続ければ給水制限に踏み切ることも検討せざるを得ないとして県企業局は節水への協力を呼びかけています。

沖縄テレビ
沖縄テレビ

沖縄の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。