韓国で政府が医師不足対策として医学部の定員拡大を発表したことについて研修医らが辞表を出す動きが全国に広がるなど、反発を強めている。
韓国政府は今月6日地方の医師不足などに対応するため来年度から医学部の定員を2000人増やし5058人とすることを発表。
これについて医師らは増員により医療の質が低下するなどと反発しソウルの5つの大型病院をはじめ全国の医療機関で研修医が辞表を出す動きが広がっている。
韓国政府によりますとこれまでに約1600人の研修医が職場を離れ、国民からは手術を取り消されたとの申告が25件あったという。
韓国政府は公立病院の診療時間延長などでさらなる混乱に備える一方研修医らに「診療継続命令」を出し職場への復帰を呼び掛けている。