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#人材採用 #中小企業 #地域活性化


「世の中にあるギャップを無くそう」というミッションのもと、地元長野県で中小企業の経営支援を行う株式会社戦略デザインラボという会社があります。それが私たちの会社です。従業員の女性比率が50%を超える当社では、働き方も事業内容も多様性に富んでおります。


当社オープンスペース(コミュニティスペース)


そんな当社が新たに注目しているのが、中小企業の人材採用です。良い会社なのに人が来ない、良い会社なのに人が離職してしまう。そのギャップを引き起こす原因は何なのだろう?と考えた結果、従来の人材採用に大きな原因があることが分かりました。

良い会社に良い人が集まり、そして企業と地域に若い人が定着する。そんな理想を掲げ、新しい形の人材採用へ挑戦するサービスの誕生秘話です。

中中小企業の多様な経営課題に挑む戦略デザインラボ。「人材不足」という深刻な問題を支援する

当社は今年で創業4年目の、非常に若い会社です。現在共同代表を務めている松本祐と岡本洋平が互いの理念・ビジョンに共感し、さらなる地域活性化を目指して設立したのが株式会社戦略デザインラボです。


当社は地元中小企業のお悩みごとをワンストップで解決することを目標とし、経営全般、組織、人材、販促、IT、財務など、様々な経営課題に対して最適な解決策を提示するだけでなく、実行や振り返りも伴走支援しています。

特定の経営課題解決に特化するのが主流である小規模コンサルティング会社の中で、これだけ幅広く支援しているケースは非常に珍しいのではないでしょうか。


戦略デザインラボ代表取締役 中小企業診断士 岡本洋平


そんな当社が最近よく顧客経営者から耳にするのが「人材不足」です。優秀な人材がいないというお悩みではなく、単純に人がいないというお悩みです。

人が足りないのであればお金や手間をかけて人材を採用すればいいのではと思われがちですが、中小企業だとそうもいきません。人材採用にかけるお金や手間が限られていることから、大手企業や地元の有名企業のように大々的な採用活動ができないのです。


今までは労働人口に比較的余裕があったため、人材不足も表面化しませんでした。しかし少子化と高齢化により労働人口がどんどん減っていき、中小企業はおろか今まで買い手市場だった大手企業でも採用活動に苦労しているようです。

そして、仮にお金と手間をかけて採用しても、すぐに離職してしまうケースが後を断ちません。せっかく採用したのに半年で離職してしまう、その原因が分からないといった声も、非常に多く耳にします。特に中小企業の場合、従業員一人ひとりが幅広く業務を担っていることが多く、早期の離職が経営面で致命的になるケースもあります。

情報のギャップと従来の手法の根本的な問題が採用の失敗を生む

人が来ない、人が早期に離職してしまう。これは地域中小企業にとって非常に大きな問題です。なぜなら、地域の中小企業に人が定着しなければ、地域から若者がどんどん減ってしまうからです。


私たちはこの問題に向かって真剣に考えました。なぜ人が来ないのだろう。なぜ早期に離職してしまうのだろう。それは単に労働人口の減少や待遇の問題なのかと思いましたが、制度面がしっかりしている会社でも採用や離職で苦労しています。そこで思い浮かんだのが、私たちがミッションとして掲げている「ギャップ」という言葉です。


企業訪問にて相談中の様子


調べていくうちに、地域中小企業の発信方法には大きな共通点がありました。それは「良いことしか書いていない」ということです。自社サイトでも求人サイトでも採用冊子でも、自社の良い部分ばかりが書いてあります。こんなに待遇が良いんだよ、こんなに良い人がいるんだよ、こんなに良い事業をやっているんだよ…と。


その結果、どの会社も同じような発信内容となり、会社ごとの個性や特徴がすっかり無くなっていたのです。そんな情報をもとに求職者が会社を判断するわけですから、実際に応募する際の情報が乏しいだけでなく、採用につながったとしても「何か違う」と感じた場合は早期離職につながるのも当然でしょう。


この発信側である企業と、受信側である人材の間にある「情報のギャップ」こそが、中小企業に人が来ない根本的な原因ではないかと考えました。

情報のギャップを解消する新たな人材採用の形とは。「丸ごと採用支援パッケージ」の誕生

そこで私たちは、企業と人材の間にある情報のギャップを埋め、新たな人材採用の形として支援するサービスの開発を検討しました。

そのミッションは、「情報のギャップを無くし、地元で想いを持って事業を行っている中小企業と、地元に住み続けたいと考えている若い人をつなげる」です。そして学生や社会人、女性、企業経営者まで様々な人にアンケートを行い、どのような形であれば情報のギャップを埋められるか検討した結果、出来上がったのが「丸ごと採用支援パッケージ」という新たなサービスです。


丸ごと採用支援パッケージ全体像


このサービスは「採用冊子」「コミュニティ」「採用活動支援」という3つのセクションから構成されていますが、どのセクションにも共通しているのが「ホンネ(本音)」という軸です。つまり、従来の着飾った採用情報を掲載するのではなく、本音で情報発信して本音で共感してくれる人を採用しましょう、という軸を持たせています。

しかし、この本音というのはとても怖いです。なぜなら、自社の弱い部分もさらけ出さなければならないからです。


実際にこのサービスを経営者の方に紹介する際、反応は大きく分かれました。「まさにこういうサービスが今後の時代に必要だ」という経営者の方と、「自社は良い会社じゃないから弱みになる情報は載せたくない」という経営者の方です。その中で、即決でサービス導入を決めてくださるのは前者の方ばかりでした。


私たちもある程度反応が分かれるサービスであることは理解しておりましたが、予想以上に反応が分かれたため、逆にこれはいけると確信しました。なぜなら、反応が一律のサービスほど特徴がなく、反応が分かれるサービスほど一部の層に刺さる内容だからです。

そしてこれは、中小企業の採用活動にも言えることです。10人中5人が興味を持つ情報より、10人中1人に対して強烈に刺さる情報の方が、良いご縁につながることは明白です。

新時代の採用戦略は、「ホンネで情報発信し、ホンネで受け止める」

採用支援パッケージのリリースから1ヶ月ほどで10社以上のご契約をいただき、前向きに検討いただいている経営者の方も20社を超えています。本当はもっと営業すればもっと多くの契約をいただけるのですが、当社ではそこまで実施しておりません。

なぜなら、このサービスは「良い中小企業」にこそ利用していただきたいからです。


良い中小企業というと定義は曖昧ですが、私たちは「持続可能な経営」と「人を大切にする経営」の両軸を良い中小企業の定義としています。つまり経営や事業の計画をしっかり立てていることと、働き方や働きがいの面で経営陣が指針を掲げていることです。そして良い中小企業ほど、採用活動では特定の人に刺さる尖った情報発信が可能です。


企業のホンネをヒアリングする様子


このように、良い中小企業さんにだけお勧めするとなると、幅広い営業活動はできません。むしろ地道に「良い中小企業」を探していくことが必要です。こうなると当社の売上や利益は厳しいですが、それでもコンセプトは変えずにやっていこうと思います。


なぜなら、「ホンネ」の人材採用支援サービスであるという軸がブレると、サービスの価値がゼロになってしまうおそれがあるからです。だからこそ「必要だ」といってくれる経営者の方にこそ使っていただきたいですし、私たちからも本気でお勧めできる会社さんにこそ利用していただきたいです。

人材を地域資源と捉え、地域活性化に貢献する。戦略デザインラボの今後のビジョン

地方衰退が叫ばれる昨今ですが、今この瞬間も地方から大都市圏へ人がどんどん流れています。地方が衰退した原因、それは「人」という資源よりも「物」という資源を重視してきたからではないでしょうか。


企画やアイデアも、運営も、コミュニケーションも、全ては人から始まります。物からは始まりません。だからこそ地方に若い人がどんどん定着すれば、経済も社会も環境も全てが上向いていきます。


それぞれの目標に向かって働く弊社メンバー


人を定着させるには、衣食住がバランス良く保たれていなければなりません。そして衣食住を支えるために必要なのが人のつながりであり、お金であり、仕事であります。私たちは「丸ごと採用支援パッケージ」というサービスにより、地域の中小企業が元気になり、そして地域に若い人がもっと定着することを目指してまいります。



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