日本サッカー協会は2月1日、サッカー日本代表の伊東純也選手が代表を離脱することを発表。しかしその後すぐ、「1日には離脱しないことになった」と訂正しました。

事の発端となったのは、1月31日に「デイリー新潮」が報じた伊東選手の女性への性加害報道。記事によると、2023年6月、大阪市内のホテルで女性2人にお酒を飲ませ、酔わせたうえで、同意なく性的行為をしたということです。

これを受け、女性2人が伊東選手を刑事告訴。週刊新潮によると、警察は事態を重く受け止め、女性側の告訴状を受理したとのことです。

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伊東選手側はこの主張に真っ向から反論。1日に代理人弁護士が会見を開き、「まったくのでっちあげ」と週刊誌報道に対して“事実無根”だと主張。女性の刑事告訴に対して、虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に提出し、受理されたことを明かしました。

互いに異なる主張…。「めざまし8」は伊東選手側の弁護士と、「週刊新潮」の編集部をそれぞれ取材しました。

互いに真っ向から異なる“主張”

伊東選手側の弁護士:
捜査中のことなので言えないこともあるんですけれども、女性が服も脱いでない。そういった客観的証拠も持っている。当時の女性側が被害に遭ったと指摘している時間の動画が残っております。

女性側が被害を訴えていた後のLINEのやりとりというのもありまして、性的加害と全く矛盾するような、女性側からむしろ積極的にいった、いこうとしたというようなことを女性が自白しているLINEというのがございます。それが客観的事実と矛盾しているというところが、非常に大きいというふうに考えています。

動画や写真、LINEのやりとりといった「客観的証拠」があり、正当性に自信を持っていると主張する代理人弁護士。

一方、「週刊新潮」編集部は、めざまし8の取材に対して以下のコメントを寄せました。

週刊新潮編集部コメント:
本誌は取材の結果、被害女性たちの訴えを真実と確信しております。
彼女たちが受けた心身の傷は極めて甚大です。事は刑事事件に発展する可能性のある重大な案件であり、伊東選手、ならびに日本サッカー協会はその重大性を深刻に受け止め、被害女性たちに真摯に向き合い、対応すべきであると考えます。
本件について、伊東選手側が虚偽告訴だと訴えるのは、被害女性を二重に傷つけることであり、看過し難い行為と言わざるを得ません。
今後も週刊新潮は本件について取材を続けて参ります。

両者の主張が真っ向から異なり、“告訴”、“逆告訴”という事態に発展した性加害疑惑問題。果たして今後、伊東選手は日本代表を離脱するのでしょうか。
(「めざまし8」2月2日放送)