1月28日までの1週間、岩手県から指定された医療機関で確認された新型コロナウイルスの新規患者数は1026人に達し、6週連続の増加となりました。

新規患者数が1000人を超えるのは約4カ月ぶりで、全国で感染が広がる新たな変異株「JN.1」が、県内で初めて確認されました。

新型コロナウイルスの新規患者数が増加傾向にあることなどを受け、県は1月31日に会見を開き、あらためて感染対策の徹底を呼びかけました。

県医療政策室 木村真智感染症課長
「感染者が増えると、通常医療にも影響が出てくる可能性があるので、今後感染が増えないよう、県民の皆さんの力をいただきたい」

また、県が実施した新型コロナウイルスのゲノム解析の結果、2023年12月に採取した検体から全国で感染が広がる新たな変異株「JN.1」が、県内で初めて確認されたことが明らかにされました。

県によりますと、1月22日から28日までの1週間に県が指定する61の医療機関から報告があった新型コロナウイルスの新規患者数は1026人で、前の週を359人上回り6週連続の増加となりました。

県内の新規患者数が1000人を超えるのは2023年9月中旬以来、約4カ月ぶりです。

1医療機関当たりの患者数は県全体で16.82人で、前の週を5.89ポイント上回りました。

保健所別では多い順に奥州で30.29人、県央で21.44人、盛岡市で20.09人などとなっています。

新たなクラスターは医療施設や教育保育施設などで、あわせて18件発生しています。(前週比ー1件)

県によりますと、10歳未満の感染者が増えており、引き続き場面に応じた適切な感染対策を取ってほしいと呼びかけています。

岩手めんこいテレビ
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