1人あたりの料金が約100万円の観光列車が、1月26日から岡山、香川など瀬戸内で、期間限定で運行されます。全国各地で観光の質の向上を目指す中、注目のツアーとなりそうです。

ホームに入るのは、東京で私鉄などを運営する東急の観光列車「THE ROYAL EXPRESS」です。1月21日、愛媛県松山市のJR松山駅で先行公開されました。

(テレビ愛媛 正本健太キャスター)
「何ですかこれ、ホテルのラウンジのような高級感ある空間ですね」

車内は外国の高級木材などを使っていて、ヨーロッパの王室を感じさせる雰囲気です。岡山市出身のデザイナー、水戸岡鋭治さんが手がけました。さらにバイオリンやピアノの生演奏を楽しめるほか、ミシュラン1つ星に輝いた松山市のすし店の料理も提供されます。

関東や北海道で運行される観光列車ですが、今回はJR四国などとタッグを組み、岡山駅を出発させ、琴平や高松、愛媛県内を3泊4日で回ります。1回あたり15組30人で、26日から3月まで6回の運行です。料金は1人あたり96万円ですが、2023年に行われた募集では2倍の申し込みがあり、満席での運行となります。

(東急クルーズトレイン推進グループ 松田高広統括部長)
「四国・瀬戸内エリアはブランド力があるので、いいものが詰まっていてすばらしい景色もあり、日本の原風景など旅をする人には素敵な舞台になる」

瀬戸内でも観光の質の向上を目指す中、今回の高級ツアーは試金石となりそうです。JR四国では今後もこうしたツアーを続けたいとしています。

画像提供:東急(株)

岡山放送
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