帝国データバンクが、食品メーカー195社に調査したところ、2023年の飲料や食品の値上げが3万2396品目にのぼることがわかった。年間3万品目を超える値上げは、バブル崩壊以降でも例を見ない規模となり、記録的値上げラッシュの1年となった。
一方、2024年の値上げは、最大で1万から1万5000品目になると予想され、2023年と比べると小康状態となりそうだ。
1月から5月までに値上げされるのは、オリーブオイルやゴマ製品など約4000品目となる見込みで、2023年に比べて6割減のペースだ。値上げの要因は、食材価格や包装資材、物流費の上昇にあるとみられている。
さらに、円安に加え、人件費や電気ガス代などの動向次第では、値上げラッシュを再び誘発する懸念もある。