12月に入り、全国各地で相次いでいる盆栽窃盗の被害。
その背景には、いったい何があるのか。
盆栽窃盗の一部始終を防犯カメラがとらえた。
総額500万円以上の高級盆栽 物色は夜明まで
この記事の画像(22枚)真夜中の盆栽園に忍び込む怪しい人影。
防犯カメラは、盆栽を盗み出す一部始終をとらえていた。
盗まれたのは、総額500万円以上という高級盆栽だった。
被害者:
20年30年かけて作ってきたものばかりなんで、急にいなくなってしまった。
愛知・名古屋市内の盆栽園に複数の人物が忍び込んだのは、12月12日の午前1時半ごろのことだった。
園の奥の方から、約30万円の盆栽を持ち出す様子が映っている。
盆栽の物色は夜が明けても続き、大量の盆栽が持ち去られた。
盗まれたのは20万円~60万円ほどの盆栽23鉢で、被害総額は500万円以上にのぼるという。
ただ、園内には数百万円の価値がある盆栽もあったが、盆栽泥棒はそれに手を出さなかった。
いったいなぜなのだろうか。
被害者:
1人で簡単に持ち運べるサイズ。小さいサイズで値段の高いものを持っていった。間違いなく知識がありますね。太くて傷のない盆栽の方が、値段としては高いんですよね。
海外で爆発的人気 購買需要は年末年始に高まる
盆栽窃盗は12月に入り、全国各地で相次いでいる。
「イット!」でも12月13日、栃木県の盆栽園から800万円を超える盆栽が盗まれた事件を伝えたばかり。
今回、被害に遭った店主は犯行が相次ぐ理由について、盆栽は海外でも爆発的な人気となっていて、その購買需要が年末年始にさらに高まるためだと話す。
被害者:
外国人にもすごく人気で、商売の相手も外国人が多い。最近は。海外に持っていけば、値段が数倍に跳ね上がる。
警察は窃盗事件として、調べを進めている。
(「イット!」12月25日放送より)
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