金のネット販売をめぐり、多額の現金を失い、カメラの前で涙を流す女性たち。
彼女たちからお金を集めていた20代の女は、それを不倫相手に貢いでいた。
イット!は、複数の女性たちから総額2000万円以上をだまし取ったという、20代の女を直撃。いくつものウソを重ねていたことが明らかになった。
送金したのに「金」届かず
被害女性:
(購入したものは)18金のアクセサリーです。
被害に遭った女性は、金のアクセサリーを「相場より安く買える」とうたったネット販売で購入したという。
この記事の画像(22枚)被害女性A:
最初頼んだやつは47万円ぐらい。届いたのはこれだけで、だんだん届かなくなった。
初回の購入で金が届き、相手を信用したという女性。その後、振り込んだ230万円分の金は手元に届かず、返金も受けられていない。
被害女性A:
許せないですよね。お金だけのことじゃないけど、大変(な思い)であげた(送金した)んですよね。許せないです。
同様の被害を訴える女性は他にも…。
被害女性B:
今もいっぱいメールしてるけど…(連絡はない)。これが11月のメール。これが最後(のやりとり)。
14万円分の金が届かなかったという女性。返金もされていないという。
被害女性B:
電話に出ない、1回も話していない。(電話に)出たことがない。
だまし取ったお金は不倫相手へ
同様の被害を訴える女性は、番組で取材しただけでも、あわせて7人。その被害総額は1000万円以上とかなりの高額だ。
そこで、ネット販売を行っていた20代の女を直撃した。
加害女性:
こういうことになって、本当に申し訳ないですね。ごめんなさい。
――認識している金額は?
加害女性:
2000万円くらい。
“被害者たちをだますつもりはなく、真っ当な金のネット販売に取り組んでいた”という女。
しかし、相場よりも安く売っていたことで赤字が発生し、事業が継続できなくなったと主張する。
しかし取材中、女の夫がこう切り出した。
加害女性の夫:
もう全部話すね。浮気相手よ。向こうも(妻に)旦那がいると知っていて、おつきあいしていて。
おれはもう向こうでは死んだことになっていた。
実は、女の夫にも、被害に遭った女性たちから返金要求があり、夫が確認したところ、女は女性たちからだまし取ったお金を不倫相手に貢いでいたというのだ。
――収入は全部不倫相手に渡していたんですか?
加害女性:
そうです。(お金が)足りないときは私が出して。あと、生活費ですね。(不倫相手と)1年くらいつきあっていて、(不倫相手が)仕事がなくて、お金を全部(渡した)。
――金額はいくら?
加害女性:
覚えていない。あの人(不倫相手)の車も…車とか…。
加害女性の夫:
車!?それも今日初めて聞いたよ。
うそをつき、夫からもお金を…
一連の女の行動にあきれかえっているという夫。さらに驚くべきことには…
加害女性の夫:
おれも言われてたな。親が病気でとか。10万とか15万とか出してあげたよ。ふた開けてみたら、そういう話もなかった。
「親が病気」などとうそをついて、夫からもお金をもらっていたという女。
被害女性のうち1人は、被害届を提出し、警察が受理した。
(「イット!」12月13日放送より)