南米ペルーで服役中だったアルベルト・フジモリ元大統領が釈放された。

ペルーのフジモリ元大統領は6日、服役していた首都リマ郊外の拘置施設から釈放され、長女のケイコ氏らに付き添われ、ゆっくりとした足取りで車に乗り込んだ。

日系2世で85歳のフジモリ元大統領は2010年、在任中にペルー軍による市民の殺人事件を指揮したとして禁錮25年の有罪判決が確定し、服役していた。

その後、健康状態が悪化し、入退院を繰り返したほか、恩赦をめぐる判断も度々覆されていたが、ペルーの憲法裁判所は前日の5日「恩赦の取り消しは無効」と判断した。

拘置所の近くでは釈放を喜ぶ支持者たちが駆けつけ、フジモリ元大統領は車内から声援に応えていた。

(写真:弁護士のX(旧ツイッター)より)
(フジテレビ国際取材部)

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