フランス・パリで2日、フランス国籍の20代の男が観光客を刃物で襲うなどし、3人が死傷した。
フランス内務省などによると、2日午後9時頃、エッフェル塔のすぐ近くで、フランス国籍の20代の男がドイツ人観光客の男性を刃物で刺し殺害した。また、外国籍の観光客の頭をハンマーで殴るなどし、2人をケガをさせた。
男は、イスラムの過激思想に影響されているとして、警察が警戒していた人物だった。男は警察に拘束される際、「パレスチナなどでイスラム教徒が死ぬのをこれ以上見ていられない」と話し、「神は偉大なり」と叫んだという。
フランスでは、2023年10月に、イスラム過激思想を持つとみられる男が高校を襲撃する事件が起き、政府が国内のテロ警戒レベルを最高レベルに引き上げていた。