イスラエル軍との戦闘を再開したイスラム組織ハマスは、拘束している人質は兵士か元兵士しかいないと主張したうえで、イスラエルが停戦しなければ解放交渉に応じない方針を示した。
イスラエル軍は、戦闘再開後、ガザ地区南部ハンユニスの50カ所以上を空爆したほか、南部では地上作戦も行っているとみられる。
ガザ地区の保健当局は、193人が死亡し、600人以上が負傷したとしている。
イスラエルとハマスは、カタールで戦闘休止に向けて交渉していたが、ネタニヤフ首相は、行き詰まったとして、担当チームに帰国を指示した。
2日の会見では、「戦闘はハマスをせん滅するまで続く」と強調した。
一方、ハマス幹部も中東のテレビで「人質は兵士か元兵士しかおらず、イスラエルが停戦するまで交渉しない」と明言した。
さらに人質全員の解放には、イスラエルが収監しているパレスチナ人全員の釈放が必要で、ハマスをせん滅する目標は達成できないと主張した。