日本でも導入が検討されている“ライドシェア”。そのサービスを提供する車内で、衝撃の事件が起きた。

ドライブレコーダー映像
ドライブレコーダー映像
この記事の画像(10枚)

乗車した13歳の少年が、運転手の胸めがけて、ナイフを突き刺したのだ。運転手はシートベルトに守られ無傷だったが、少年はその後、強盗未遂の疑いで逮捕された。現地当局の調べに対し、運転手に𠮟られたことに腹を立て、料金を取り返そうとして襲ったと説明している

運転手の胸めがけナイフ突き刺す

マレーシア北部のクダ州を走るライドシェアの車。利用者は13歳の少年だった。

運転手:
俺は金を稼ぐために車を走らせているんだ! ぐるぐる回るのを助けるためじゃない! 君のお父さんじゃないんだぞ!
少年:
ここを曲がって。

少年は、その後も何度も曲がるお願いをしており、車内には険悪な雰囲気が漂う。その後、目的地に近づいたのか、運転手がおつりを返そうとした次の瞬間…。

なんと、運転手の胸目がけてナイフを突き刺した。しかし、間一髪、刃先は胸ではなくシートベルトに刺さり、運転手は無傷で済んだ。

SNSでは「ライドシェアで生計を立てたい人たちが不安になる」

少年は運転手の手から現金を奪おうとするが、これに対し、運転手も必死に抵抗。

少年を逃がすまいと、必死に手にかみついた。

車には長さ25cmのナイフが残され、その後、少年は強盗未遂の疑いで逮捕された。

これに対してSNSでは、「刺そうとしたけど体にナイフが刺さらなかったのはラッキーだった」「こういうことがあるから、ライドシェアで生計を立てたい人たちが不安になるんだ」「座席カメラを義務化した方がいい」などの声が上がった。

現地警察によると、車内で2人の間に料金をめぐるトラブルがあり、少年の犯行理由については、運転手に𠮟られたことに腹を立て、料金を取り返そうとして襲ったと説明している。

事件の2日後、保釈金を支払い、少年は保釈されたという。
(「イット!」12月1日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(10枚)