アメリカの電気自動車大手テスラは11月30日、車体が防弾使用で奇抜なデザインが注目されているピックアップトラック型の電気自動車「サイバートラック」の納車イベントを開いた。
約4年ぶりの新型車で、テスラのイーロン・マスクCEOは約10台の引き渡しを行い、車両の詳細を発表した。
「専門家が製造不可能だといったクルマがここにある。私たちの最高の製品だと思う」(テスライーロン・マスクCEO)
サイバートラックは2019年に発表されたピックアップトラック型の電気自動車で、奇抜なデザインが話題になったほか、ボディーが特殊なステンレスで作られ9ミリの銃弾などを跳ね返す強靭なつくりが特徴。
窓ガラスは“アーマーガラス”をうたい防弾仕様とみられていたが、2019年の発表ではマスク氏の指示でスタッフが鉄球を投げると、大きなヒビが入ってしまった。
さて今回は・・・?
「4年前のある出来事を覚えているだろうか。なかなか計画通りにはいかなかった。」「そして…フランツ、もう一度やってみないか?」(イーロン・マスクCEO)
今回のイベントでは、同じスタッフが野球ボールを控えめに投げて、窓にヒビは入らかった。
テスラによると、窓ガラスは時速112kmの野球ボールの衝撃にも耐えられるという。
グレードは3種類あり、価格は6万990ドル(約900万円)から9万9990ドル(約1500万円)となっている。
最上位のモデルだと、2.7秒で時速100kmに加速し、約400mの走行テストでは、スポーツカー(ポルシェ911)より同じ車をけん引したサイバートラックの方が早く走る様子も紹介された。
一般に向けた納車は来年か再来年から始まるという。
(画像:Tesla)
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