経済同友会は28日、労働組合の中央組織「連合」と会談し、来年の春闘では、物価高に負けない賃上げが必要だとの認識で一致した。
この会談は定期的に行われているもので、経済同友会の代表幹事が新浪氏となって初めての開催となった。
新浪代表幹事は、賃上げするには「人材の流動化」が不可欠だと指摘した上で、産業界の最大手の企業が、早期に賃上げの流れを作っていくことが重要だと強調した。
連合の芳野会長は、価格転嫁を促進し、中小企業や非正規雇用労働者などの処遇改善を底上げすることが重要だと指摘した。
その上で、経済同友会と連合は、来年の春闘に向けて、物価高に負けない、持続的な賃上げが必要だという認識で一致し、労使双方で取り組んでいくことを共有した。