2024年1月に行われる台湾の総統選挙で、野党候補の一本化を模索してきた国民党と民衆党は、2人の候補が期限までに合意できず、24日、それぞれが立候補の届け出を行った。
与党民進党の候補とあわせて3人の選挙戦になることが確定した。
中国との関係改善を主張する国民党の侯友宜氏と民衆党の柯文哲氏は、これまで候補の一本化に向けて調整を続けてきたが期限までに合意できず、24日、侯氏と柯氏がそれぞれ立候補の届け出を行った。
これにより選挙戦は、すでに立候補を届け出た与党民進党の頼清徳副総統とあわせた3人の争いになることが確定した。
総統選挙を巡っては、頼氏が世論調査でリードしているが、野党候補の一本化が実現しなかったことで、頼氏の有利がさらに加速することになりそうだ。