戦闘が続いている、イスラエルとイスラム組織ハマスの間で、人質解放や停戦交渉の動きが活発化している。

最新情報をテルアビブから、加藤崇記者が中継でお伝えする。

人質解放の交渉をめぐっては、日本時間の21日昼ごろ、ハマスの指導者ハニヤ氏が「仲介役のカタールに回答を伝えた。停戦合意に近づいている」との声明を出した。

また、イスラエルメディアによると、ハニヤ氏は、同じくガザ地区にいて人質を拘束している武装組織「イスラム聖戦」の幹部と会談したほか、前回、人質が解放されたときに仲介した赤十字国際委員会の会長とも会談し、解放する際の協力を求めたとみられている。

また、ハマスの高官は日本時間21日午後、中東のテレビ局に対し、停戦の詳細は数時間以内にカタールによって発表されるだろうと語った。

一方で交渉は続いていて、停戦の期間や解放される人質の人数のほか、イスラエル軍がガザ地区に搬入される燃料を上空から監視するとしているのに対し、ハマスがそれを拒否しているなどの話もあり、詰めの交渉が続いているとみられている。

20日もテルアビブでは、子どもの人質の解放を求める集会が開かれ、停戦の合意に向けて市民の期待が高まっている。

フジテレビ
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国際取材部
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