ロシアで来年3月に行われる大統領選の投票日が、これまでの1日ではなく3日間行われる見通しになった。
ロシアメディアによると、ロシア中央選挙管理委員会のパムフィロワ委員長が、大統領選は2024年3月15日から17日までの3日間の投票日を設けると明らかにした。
パムフィロワ委員長の発言は、16日から18日まで、モスクワ郊外で開かれた選挙管理委員会関係者とのセミナーであったという。
前回の2018年の大統領選の投票日は1日だけで、ロシアメディアによると、大統領選の投票日が3日間となるのは初めて。
投票日を3日間にした理由は明らかになっていないが、ロシアメディアは「ロシア大統領府のキリエンコ第一副長官やパムフィロワ委員長は、最も重要なことは正当性だと何度も強調していた」とする情報筋の話を伝えていて、国民の投票機会を長く設けることで、選挙の正当性を担保する狙いがプーチン政権にあるとみられる。
また、7割近い得票率で圧勝した前回同様の結果を手にしたい思惑もあるとみられている。