13日朝、中国で起きたタンクローリーの爆発事故で九死に一生を得た一部始終をカメラがとらえていた。
タンクローリーから上がる“黄色い煙”
13日午前7時頃、中国・河北省で信号待ちの車内から撮影された映像。
この記事の画像(8枚)前のタンクローリーから黄色い煙のようなものが上がっている。
すると、異変に気づいたのか、作業員が車から出てきて、タンクにのぼる。
そして、バルブを閉めようとした次の瞬間・・・タンクから積載物が真上に噴出。
その後、落ちてきた噴出物とともに、作業員は車の上から落下して、白い煙のようなガスが周辺に立ち込めた。
映像からは、危険を感じ、クラクションを鳴らしながらバックでその場を離れようとする撮影者の必死な様子が伝わってきた。
地元当局は運送会社に法的対応
地元当局によると、このタンクローリーには「浄化剤」として使用する「塩化鉄」30トンが積まれていたという。
「塩化鉄」は腐食性があり、肌に付着したり、飲み込んだ場合は人体に害を及ぼすおそれのある危険な物質だが、この事故によるけが人はいなかった。
事故による衝撃の場面に対し、現地のSNSでは
「タンクローリーがそばを通るたびに恐怖を感じる」
「こういう事故が多いな。大型車両の安全性のチェックが必要だと思う」
など、さまざまな声が上がった。
今回のガス漏れは、バルブの排出口が詰まっていたことが原因とみられ、地元当局はタンクローリーを所有する運送会社に対し、法的対応をとったという。
(「イット!」 11月17日放送より)
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