岸田首相は15日、三宅伸吾防衛政務官が、10年前に事務所スタッフにセクハラを行っていたと報じられたことについて記者団から問われ、「本人から防衛大臣に対して報告が行われたと承知している。防衛省・自衛隊においては現在、木原防衛大臣のもとであらゆるハラスメントを根絶すべく組織を挙げて取り組んでいるところだ。こうした状況を受けて、防衛大臣を補佐する立場にある大臣政務官に対する報道については、より適切に説明が行われるべきである旨を私の方から指示を出しているところだ」と述べた。
三宅防衛政務官は文春オンラインで、2013年に当時、自らの事務所スタッフだった女性に対し、カラオケ店の個室で体をまさぐったり、服を脱がそうとしたり、無理矢理キスをするなどセクハラ行為を行ったと報じられた。
これを受けて三宅政務官は15日、報道内容について「全く身に覚えがない」と否定した上で、16日にも文春に抗議文を送る意向を示した。ただ詳細を尋ねる記者団に対して「改めて機会を見て説明させていただく」と述べるにとどめ、詳しい説明は避けた。