タイの首都バンコク中心部で、路面にできた穴に乗用車がはまってしまう事故が発生した。
洪水などを防ぐために進められている排水路の建設工事現場を大型トラックが通過した際に、マンホールのふたが崩落したとみられている。
バンコク中心部の道路が突然崩落
地面にできた深くて大きな穴。この穴に乗用車1台がはまってしまっていた。
この記事の画像(9枚)事故が起きたのは、タイの首都パンコクの中心部。11月6日夕方、突然道路が崩落したのだ。
穴の長さは約6メートル、幅約1.5メートル、 深さは8メートルにも及ぶ。この穴に乗用車の前輪がはまって急停車。乗っていた人に、けがはなかったという。
事故の様子を撮影した映像には、土砂を積んで走る大型トラックが上下に揺れながら走りすぎると、その後ろを走る乗用車の前輪が穴にはまって急停車する一部始終がとらえられていた。
目撃者は「大型トラックが通ったあと、すぐに道が崩落して後ろの車が穴に落ちました」と語った。
トラックが走りすぎる際に穴はなかったが、トラックが通過したあとの路面をよく見ると、大きな穴ができていることがわかる。
その後、穴にはまった乗用車はクレーンを使って移動、穴をコンクリートの板などでふさぐ緊急工事を行い、8日までに道路の封鎖は解除された。
原因は排水路建設か
原因は、洪水などによる被害を防ぐためバンコクで進む排水路建設とみられている。
バンコクでは、大雨になると道路が冠水し、市民の生活に深刻な被害をもたらしている。事故が発生した現場周辺では、半年近く前から雨水の排水路を建設する工事が行われていたという。
タイ当局は、トラックがコンクリート製のマンホールのふたの上を通過した際に、何らかの原因でふたが崩壊し、大きな穴ができたとみて調べを進めている。
(「イット!」11月8日放送より)
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