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日本国内で消費される割り箸は年間約150億膳。この内、98%は輸入で、すぎやヒノキなどの木製が107億膳、残りは竹割り箸で43億膳となっています(1)。


木製の場合はコピー用紙やティッシュなどにリサイクルすることができますが、竹は繊維が強く、紙製品へのリサイクルは難しいため、大半は捨てられています。


「中国からはるばる渡ってきた竹橋をわずか数時間で捨ててしまうなんてもったいない」


大量に捨てられている竹箸をなんとか活用しようと立ち上がり、日本で初めて(※2)竹割り箸で作られたワークテーブル「TAKEZEN TABLE」を開発したTerrUP代表 村上勇一の立ち上げストーリーと、今後、竹箸の循環にどう挑んでいくのかについてご紹介します。


※1 財務省貿易統計より自社調べ、調査年月:2023年7月

※2 自社調べ、調査年月:2023年10月、日本国内における「竹割り箸を再利用して作られたテーブル」として



きっかけは飲食店で見た、大量に捨てられる割り箸への「もったいない」気持ち

きっかけは、代表の村上勇一が飲食店で働いていた際、宴会後に大量に捨てられる割り箸を見たことでした。


竹は3、4年かけて成長します。その後、伐採、加工され、日本へ。わずか数時間の宴会後、次々とゴミ箱に捨てられる割り箸。使い捨てのものとはいえ、「もったいない」という気持ちが自然と湧き上がりました。



手探りで、一から原材料と部品を探した


「割り箸を木材という”材料”として再生できないか」。そう考えたものの、割り箸を加工するための方法も原材料も全くの手探り。


考えた商品は数知れず。箸置きや一輪挿し、豆皿など10種類以上の商品を職人さんに作ってもらったり、自分でもつくったりと暗中模索の日々が続きました。最終的に、人の心を惹きつけるようなインパクトと事業性を考慮してワークテーブルをつくることにしました。


商品を加工するための原材料選びも一から取り組みました。


割り箸を固めるための樹脂はサンプルごと制作に適したオーブンの温度、保管時間が全く違い、樹脂によっては、割り箸が真っ黒になってしまうものもありました。


「TAKEZEN TABLE」を特徴づけるアイアン脚。最初はネット販売されている既製品の使用を検討していたのですが、同じような形のものが多く、サイズの指定もできませんでした。そこで、板金加工の技術を生かしキャンプ用品などをつくっている生田製作所に依頼をし、オーダーメードでつくりました。



樹脂を相手に悪戦苦闘。アイコニックなワークテーブルが誕生!


製造工程の開発も簡単ではありませんでした。天板をつくるために、割り箸を並べた後、樹脂を流し入れ、オーブンで熱処理をするのですが、時間が短すぎるとプレスした際に、樹脂がかたまらず、まわりがベチャベチャになったり、逆に長すぎるとオーブンの中で割り箸が固まってしまったり、悪戦苦闘が続きました。


こうした試行錯誤の上、完成したのがワークテーブル「TAKEZAN TABLE」です。オフィスでも、家でも飲食店でも、さまざまなシチュエーションにフィットしながら、地球に寄り添うことの大切さをさりげなく伝えてくれるアイコン的な家具に仕上がりました。




せっかくごみを減らすためにつくった商品が新たなごみを作り出しては話になりません。そこで、なるべくロスがでないよう作り方も工夫しています。たとえば、ミリ単位で割り箸を揃えて端材があまりでないようにしたり、端材を集めて箸置きなどの小物を作ったりしています。


生田製作所など、パートナーの共感・協力が大きな力に


TerrUPでは、開発段階から協力してくれている会社をパートナーとして大切にしています。



アイアン脚を製造してくれている株式会社生田製作所の生田さんは、「TAKEZEN TABLEが社会に認められ、誰かに喜んでもらえたら嬉しい」と今後の期待を語っています。


山﨑内装工業株式会社からは、製造工程でどうしても余ってしまうふすま紙を提供していただき、梱包材として活用しています。同社の山﨑さんは「TerrUPさんのテーブルと共に、弊社のふすま紙がお客様にワクワク感と感動を届けられることを願っています」とコメントを寄せています。


また、竹箸を固める樹脂の相談に乗ってくれた株式会社タケダの竹田さんは「創業130年以来、竹箸を固めるための樹脂を提供したのははじめてでしたが、美しい木目にびっくりしました。少しでも廃棄される割り箸が少なくなればうれしい」と事業目的に共感してくださっています。


原材料となる、使用済み竹割り箸の回収も、最初は苦労していましたがお世話になった飲食店つながりで紹介してもらい、徐々に増えてきました。今では、製品のコンセプトに共感してくれたチェーンの飲食店が企業単位で協力してくれるようになりました。


「TAKEZAN TABLE」はこうした皆さんの共感とご協力のおかげで誕生し、今も製品の制作を支えていただいています。


メディアからも多数反響、お客様からもうれしい声


リリース後は、テレビや新聞など多くのメディアから取材を受けました。


(掲載実績抜粋)

KBS TV「KYOBIZ」(10月6日)

日経MJ(9月15日)

ラジオ CROSS FM(9月22日) 

Ideas for good(9月20日)

京都新聞 朝刊(10月24日)       


購入した方からは「ユニークなデザインに惹かれて購入しました。竹割り箸を捨てずにもう一度使うというコンセプトにも共感します」「本当に割り箸?と疑ってしまうぐらい強度もしっかりしているのでびっくりしました」「こだわりの家具を探している方の目にぜひ留まって欲しいと思える商品です​​」といった声をいただき、好評を得ています。


竹割り箸が循環する社会をつくりたい!


そして、2023年10月。大量に廃棄されている竹割り箸が循環する社会づくりをめざして、クラウドファンディングに挑戦します。


「TAKEZEN TABLEはおかげさまで好評を得ていますが、これだけでは日本で消費される大量の竹割り箸を循環させることはできません。そこで、今回、新たな商品アイテムを増やすと同時に、より良い商品を作るための製造体制の強化をはかり、アップサイクル事業に関心のある仲間を集めたいと思っています」


日本国内で廃棄される竹箸は43億膳。TAKEZEN TABLEの販売だけではとても使い切ることはできません。飲食店で使われた竹箸が、アップサイクルされ、また誰かに長く使ってもらう。そんな、ループをつくる挑戦はまだはじまったばかり。


「TerrUPのパーパス、"目の前にあるものを見つめ直す"の使命のもと、この事業を持続可能なビジネスに育てながら、世の中を少し良い方向に導けたらと思っています」


クラウドファンディングを通じて、ぜひ、皆様もこの挑戦に参加していただければ幸いです。応援をどうぞよろしくお願いいたします。


商品紹介




クラウドファンディング紹介


10月25日から11月19日まで、以下のサイトにて、実施中。

URL:https://for-good.net/project/1000160

※10月26日から京都市内のZero Waste Kyotoさんにて上記の商品展示しております。


【企業情報】

事業者名:TerrUP

代表者名:村上勇一

所在地:京都府京都市南区東九条室町10

メール:info@terrup.jp

URL:https://terrup.jp

Instagram:https://www.instagram.com/waribashi_designer/


TerrUPについて

「TerrUP」には、地球「Terra(ラテン語)」を自分たちの手でより良い方向へアップデート「Update(英語)」するという思いを込めました。「地球をアップデートする」というコンセプトのもと、新しいビジネス、そしてそこから生まれる商品で地球をよりよくしていくことをパーパスとして事業を展開していきます。






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