9月13日午前2時30分頃、周囲には大使館などもある東京・港区西麻布の閑静な通りで自転車窃盗の一部始終が防犯カメラに捉えられていました。
店の前にロックした状態で置かれていた自転車。盗まれたのは、約40万円の電動自転車でした。
未明の都心…何度も下見を繰り返す2人組
午前2時10分ごろ、自転車に2人乗りで現れた人物。
何かを確認するような様子をうかがわせながら、通り過ぎていきます。
約30秒後に戻ってきた2人。
今度は上の方を確認しながら、再び通り過ぎていきます。
それから約20分後、2人が通りに戻ってきました。
1人が何やら“作業”を始めます。
もう1人は自転車に乗ったままの態勢で、周囲を警戒しているように見えます。
1人が“作業”を始めてから約10分後、自転車に乗って待機していた1人が突然、現場を離れます。
その直後、何かの“作業”を続けていた人物は「白い自転車」に乗り、走り去って行ったのです。
盗まれた自転車は、約40万円の電動自転車
盗難被害に遭った「白い自転車」の持ち主は港区にあるバー・Oksanの店長、山崎大貴さん。通勤で使っている自転車を、店の前にしっかりとした鍵をかけて置いていました。
犯行は、山崎さんが店で仕事をしている、まさにその最中に行われたといいます。
めざまし8の取材班は、山崎さんに話を伺いました。
40万円の自転車を盗まれた山崎さん：
ちょうどお店がピークの時間帯で、外まで目を向ける余裕がなかった…。
こういう港区の西麻布っていう場所でそういう考えを持った人がいないものだと、自分も思ってたので…甘く見ていたなっていう思いはあります。
同じ自転車の盗難であってもママチャリくらいであれば自分もそこまで思うことはないんですけど、そう簡単に誰もが手に入るような金額の自転車ではないので…。
盗まれた電動自転車は2022年4月に約40万円で購入したものだといいます。
――自転車の価値を知っている人の犯行の可能性も？
山崎さん：
そうですね。防犯カメラ見てる限りだと何往復もしていたので、かなり狙った犯行かなと思いますね。
施錠方法も含め、今後の何かに生かせたらなと思うんですけど、悔しい気持ちが一番大きいですね。
山崎さんは麻布警察署に被害届を提出。警察は窃盗事件として捜査しています。
（めざまし8 9月15日放送）
