8月16日東武東上線・和光市駅で、検査を終えた回送の東京メトロの車両が駅の前を通過するタイミングに、鉄道ファンが集結。そんな中で、トラブルが発生しました。

検査を終え和光市駅を通過する東京メトロの車両
検査を終え和光市駅を通過する東京メトロの車両
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ホームの先頭で、カメラを持った腕を伸ばし、撮影しようとする男性。

腕を伸ばし撮影しようとする男性
腕を伸ばし撮影しようとする男性

駅員:
それはダメダメ。

撮り鉄:
あなたが撮影妨害しているんでしょ。

駅員:
もっと下がってください。

撮り鉄:
下がるだけでいいんですね。

駅員:
もっと奥奥! 守れない人がいるから…。

撮り鉄:
やめてよ。殺すぞ! 腹立つって。こいつやばいな。

駅員:
みんな守ってるんで守れないんなら出てもらいますよ。後ろ行ってください。

撮り鉄:
あなたに言われる筋合いない!

駅員:
言われる筋合いあります、管理者なんでね。

駅員に暴言を浴びせる男性。駅員が注意しますが、従う様子はありません。
めざまし8が動画を撮影した人を取材すると…。

動画を撮影した人:
(列車が来る)直前に順番抜かしというか、それをしてきた人が1人入ってきまして、それを駅員さんが「ダメだよ」って、「後ろ行って」って言ったら「知り合いがいるからいい」って言い始めて…。

事の発端は、割り込みだといいます。
駅員に対し、暴言を吐き続ける男性…。ホームの混乱を察知し、駅に入ってくる列車が警笛を鳴らします。

警笛音「ファーーーン」

駅員と男性の口論はそのあとも続いていました。

動画を撮影した人:
(電車の)撮影のタイミングが終わったあとに「お前の名前を控えて本社に言いつけてやるからな」と駅員さんに言ったりとかしていた。

「めざまし8」は、現場の駅を取材。見えてきたのは、「この駅の特殊性」でした。

東武東上線和光市駅
東武東上線和光市駅

現場取材で分かったこの駅の“特殊性”とは

ディレクター:
動画が撮影された東武東上線和光市駅に来ています。線路が一直線になっていて緩やかな下り坂となっているため、絶好の撮影スポットと言えそうです。

和光市駅をよく利用する男性:
危ないので離れてくださいとか乗務員さんに声をかけられているのは何回か見たことがあります。電車が来るとこを撮りたがっているんで。ギリギリまでちょっと出て(撮る)感じなので危ないかな。

自身も鉄道ファンだという撮影者も…

動画を撮影した人:
今の時点で撮り鉄っていうイメージが地に落ちている
じゃないですか。世間は本当にもう鉄道を全部撮影禁止にしろとかそういうふうな意見も出てきているくらいだから、これ以上イメージを下げてどうするんだろう。

めざまし8の取材に対し、東武鉄道は今回の件について文書で回答を寄せました。

東武鉄道のコメントより:
安全上の理由から、また他のお客様にご迷惑をおかけする恐れがある場合、注意喚起をさせていただく場合がございます。その点に関しましては、ご理解ご協力いただけますようよろしくお願いいたします。
(めざまし8 9月14日放送より)