24日午後7時半ごろ、阪神電鉄の特急電車で煙が充満し、緊急停止した。
撮影された映像には、乗客たちが声をかけ合い、車内の窓を開ける様子が映っていた。

山陽電鉄によると、電気を取り込むパンタグラフで火花が発生したという。

阪神電鉄の車内がパニックに

駅の構内に漂う、緊迫した空気。
電車の中には、白い煙が立ち込めている。

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乗客たちが、「窓開けても大丈夫ですか?」「大丈夫です」「窓開けましょう、窓」と声をかけ合い、乗客が一斉に窓を開けていく。

アナウンス:
「ただいま停電の原因調査中です。恐れ入りますがしばらくお待ちください。」

24日午後7時半ごろ、阪神電鉄の特急電車で煙が充満し、緊急停止した。

帰宅時間帯で、車両には多くの人が乗っていた。

当時、乗っていたという人は爆発音を聞いたという。

乗り合わせた乗客は、「ものすごい音が横からパーンと聞こえて、何かと思って見たら火花が上がっていた。火事のような焦げ臭いにおいがした」と当時の状況を振り返った。

また別の乗客は、「爆発音は銃声のよう。全員パニックで悲鳴が上がり、隣の車両に逃げようとブワーッと来た」と語った。

煙は6両編成の5両目の天井の辺りから出た。

パンタグラフで火花が発生

原因は何だったのだろうか。

(視聴者撮影)
(視聴者撮影)

車両を所有する山陽電鉄によると、電気を取り込むパンタグラフで火花が発生した。

空調機のフィルターに燃え移った可能性があるという。

乗客約500人はホームに避難し、けが人はいなかった。

(「イット!」 8月25日放送より)

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